4月から公務員で働きはじめて、悲しいことに「会社をダメにする11の行動様式」にだいぶ当てはまっていました。
この方は渡辺千賀さんという方でシリコンバレー在住。起業や投資、事業開発での日米企業間アライアンスや戦略立案を行っているそうです。三菱商事・マッキンゼー・ネオテニー・JTPA設立メンバーと経歴も半端ない。
公務員は営利を求めるわけではないので、会社ではないという定義の仕方もあると思います。
しかし、そうも言ってはいられないのが公務員、地方自治体の現実。税収は減る一方で、出費は変わらないか増えています。今までのように淡々と事務作業をこなすだけでは生き残れません。現実に夕張市は財政破綻しています。このご時世だからと諦めずに、何かアクションを起こさないといけません。以下、具体的な11の様式です。
- 「注意深さ」を促す。スピーディーに物事を進めると先々問題が発生するので賢明な判断をすべき、と「道理をわきまえた人」の振りをする
- 可能な限り案件は委員会で検討。委員会はなるべく大きくすることとする。
- 何事も指揮命令系統を厳格に守る。意思決定を早めるための「抜け道」を決して許さない
- 会社内での組織的位置付けにこだわる。これからしようとすることが、本当にその組織の権限内なのか、より上層部の決断を仰がなくてよいのか、といった疑問点を常に指摘する
- 前回の会議で決まったことを蒸し返して再討議を促す
- 文書は細かな言葉尻にこだわる
- 重要でないものの完璧な仕上がりにこだわる
- 重要な業務があっても会議を実施する
- なるべくペーパーワークを増やす
- 業務の承認手続きをなるべく複雑にする。一人で承認できる事項でも3人の承認を必須にする
- 全ての規則を厳格に適用する
相手にバレないように、組織をダメにするのが、スパイの仕事。そろそろ公務員も本当に変わらなければいけない時がきたのかもしれません。
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