リモートワークって実際どうなの?4年間経験してわかったメリットとデメリット

こんにちは@tomです。

新型コロナウィルスの影響でリモートワークが流行っていますが「自分もリモートワークをしてみたいけど方法がわからない」と悩んでいる人も多いのではないでしょうか?

実は単にリモートワークと言っても家にいれば良いという単純な話ではありません。

そこで今回リモートワークエンジニア歴4年を超える私が、

  • リモートワークエンジニアになるには?
  • リモートワークのメリットとデメリット
  • リモートワークって実際どうなの?

これら疑問に正直に答えていきたいと思います。

目次

リモートワークエンジニアとは?

リモートワークはIT業界では徐々に浸透してきていますが、ピンとこない方もいらっしゃいますよね?

ここではリモートワークエンジニアについて説明します。

働く場所がオフィスに限定されない新しい勤務形態

仕事といえばオフィスに通勤してオフィスで働くのが一般的ですよね。

リモートワークとはチャットやビデオ通話技術を使いながら、オフィスに通勤することなく好きな場所で働くことができる新しい仕事のやりかたです。

IT関連のプログラマ、エンジニアで求人が増えている

IT関連の求人で首都圏ではエンジニアの取り合いになっています。

フルフレックスやリモートワーク可、厚い福利厚生などエンジニアが働きやすい条件をつけないと、採用できない状況なんですよね。

それでも首都圏だけで人材を獲得しようとしてもできないくらいエンジニアの需要は増えています。

そのためリモートワークで地方在住の優秀なエンジニアを獲得する流れが今、ものすごく起きています。

zoomなどビデオ通話技術の発展でリモートワークがやりやすい時代に

zoomやslack,lineなどのチャット、ビデオ通話の技術が浸透してきた効果もあり、リモートワークがしやすい環境が整ってきています。

一昔前だとこれらのツールがまだまだ浸透していなかったので、リモートワークを実際に実践するには難しかったことでしょう。

リモートワークエンジニアのメリット

リモートワークですが、めちゃめちゃメリットがあります。

エンジニアになって4年間リモートワークをしてきて感じてきたメリットを紹介します。

メリット①:地方在住でも東京や大都市のスタートアップ・ベンチャーの仕事ができる

私は岩手県盛岡市在住なのですが、リモートワークでは4年間会社員として東京のベンチャー、スタートアップ企業に所属していました。今年から独立をして東京の企業から案件を受注しています。

地方在住でも東京のスタートアップ、ベンチャー企業の刺激的な仕事をできることは魅力です。

メリット②:地方でも首都圏並みのお金を稼ぐことができる

地方でエンジニアの求人を見てみると、まあ給料が安いこと!

基本給20万スタート、よくて25万円くらいが相場です。

リモートワークで首都圏の企業に属する、首都圏の案件を請ければ地方にいながらも東京水準のお金を稼ぐことが可能です。

地方在住だからといって「あなたは岩手県だから基本給マイナス10万円です」ということはありません。(そんなことがある企業には入社しないほうがよいでしょう。)

実際私も東京水準の給与をもらっていましたし、現在フリーランスエンジニアですが6,000円/時間の単価でリモートワークをしています。

メリット③:リモートワーク可の企業や案件は単価が少しだけ下がることが多い

首都圏並のお金を稼ぐことはできますが、リモートワーク可の企業や案件は給与や単価が少しだけ下がることが多いです。

理由としては小さいスタートアップやベンチャー企業が人材獲得のためにリモートワーク可にしていることが多いからです。小さい企業はそこまでお金を持っていないですからね。

フリーランスエンジニアでいうと単価4,000円~5,000円くらいでマイナス1,000~2,000円くらいになる感覚です。

正社員だとマイナス5万円くらいというところでしょうか。

それでも地方にいながら首都圏水準のお金を稼げれば十分ですよね。

地方は家賃も物価も安いですし。

メリット④:好きな場所に住める

リモートワークだと自分の好きな場所に住めるのも魅力の1つです。

私は自然がいっぱいで素敵な城下町である岩手県盛岡市に住んでいます。

メリット⑤:自分の好きなリフレッシュができる

自宅でリモートワークする場合、自分の好きなようにリフレッシュすることができます。

好きなコーヒーを入れるもよし、少し散歩するのもよし。

写真はお昼休みに自宅の庭で娘とランチをとっています。

メリット⑥:集中してコードが書ける

オフィスで働いていると誰かが話しかけてきたり、割り込みが入ってきて集中できないことがありますよね。

タバコ休憩やお茶休憩に誘われて気づいたら30分が経過していたり、、、

リモートワークだと邪魔してくる人やノイズがないので集中してコードを書くことができます

メリット⑦:通勤時間がゼロで自由時間が増える

電車だとオフィスが近い人でもドアツードアで30分、往復で1時間は通勤時間に充てているのではないでしょうか?

通勤準備も合わせるともっと時間がかかりますよね。

自宅でリモートワークだと通勤時間がなくなるので、その分の時間を家庭がある方であれば、家族と過ごす時間に充てることが可能になります。

趣味の時間に充てることも可能ですね!

メリット⑧:満員電車や渋滞に巻き込まれることがない

通勤がないので満員電車や渋滞に巻き込まれることもありません。

ギュウギュウの満員電車ってオフィスに着くまでに疲れ切ってしまいますよね。

岩手県だと冬は雪が降り通勤時間帯は渋滞するので冬場は30分早く家をでなければいけないんです。

これらの苦痛からも開放されます。

メリット⑨:急な幼稚園の呼び出しの対応ができるなど子育てしやすい

子育てをしていると「お子さんが39度の熱があるので迎えに来てください〜」と幼稚園から呼び出しがしょっちゅう来るんですよね。子供はすぐに熱を出します。

そんなときでもリモートワーク可の会社はフレックス勤務を許可している場合が多いので柔軟に対応することが可能です。

メリット⑩:家族と毎食食事ができる

私は外資系製薬会社営業をもともとしていたのですが、飲み会が多く家族と食事をする機会が少なかったんですよね。

リモートワークになってからは、朝食と夕食、そして昼食までも家族といっしょにとることができています!

誰かと一緒に食事をするのはいいですよね。やっぱり一人は寂しいです。

メリット⑪:無駄な飲み会に参加しなくて済む

オフィスに出勤しないので、人が一箇所に集まることがないので無駄な飲み会が開催されません。

飲み会が開催されるとすれば、年に1回全員で集合したときくらいでしょうか。

リモートワークエンジニアのデメリット

リモートワークもメリットばかりではありません。

ここではリモートワークのデメリットを紹介します。

デメリット①:仕事をしすぎる

自宅でリモートワークをしていると仕事のオンとオフの切り替えが難しくなります。

仕事をする環境も整っているので、無限に仕事をしてしまうんですよね。

  • 仕事部屋を作る
  • 業務時間以外は仕事に関するチャットを見ない
  • 仕事用と個人用のPCやタブレットをわける

などの工夫が必要です。

リモートワークのやり方でお困りなら、この本がおすすめです。

強いチームはオフィスを捨てる

デメリット②:自宅で作業している場合は自宅からほとんど出なくなる

自宅で仕事が完結するので自宅から出ることがなくなります。

習い事や買い物、人と会う予定を立てるなど自宅から出るようにする工夫が必要になります。

デメリット③:運動不足になる

通勤もなくずっと椅子に座って作業になるので運動不足になります。

通勤時間がないぶん、運動時間時間を確保するなどしましょう。

私はスタンディングデスクを買いました!

なるべく立って作業をするようにしています。

わたしはFlexiSpotというメーカーのスタンディングデスクを使用しています。

デメリット④:家族の理解が得られずらい

自宅でちゃんと仕事をしているんですが、「家にいるなら何かできるよね?」と、家事など手伝うことを要求されます。

ビデオ会議中にいきなり部屋に入られたこともありました。

私は「9時から18時までは仕事」という家族ルールを設けています。

まだまだリモートワークは浸透していないので、家族間でもちゃんと話し合ったほうがよいと思います。

デメリット⑤:子供が仕事部屋に入ってくる

家族は話し合いで済んでも、まだ小さい子供は「パパが家にいる、遊んでもらおう!」と仕事部屋に入ってくるんですよね。

しかもディスプレイやキーボード、ビデオ会議用のマイクやカメラに興味津々です。

はじめのうちは仕方ないのですが、仕事中で遊んであげられないことを少しずつ教えていくしかないですね。

デメリット⑥:まわりの作業や進捗が見えにくい

リモートワークだと他の社員やエンジニアが「今なにをしていて、何に困っていて、どれくらい進んでいるのか」が把握しづらくなります。

オフィスだとすぐに声をかけられますが、リモートワークだとそうもいきません。

こまめに進捗を確認する、コミュニケーションをとる、ツールを導入するなど工夫が必要です。

デメリット⑦:初心者で独身だと話し相手がいないため鬱になって退職する

エンジニアの場合いきなりリモートワークはおすすめしません。私もはじめの半年はオフィスで働いていました。この半年間は非常に有意義だと今振り返ってみても思います。

それは「すぐに質問できる」環境があるからなんですよね。

その後リモートワークになり、エンジニアになりたてて実務未経験、初心者が二人入社をしてきました。リモートワークするとすぐに質問できる人がいないので「俺はだめなんじゃないか」と思い悩んでしまう、独身で話し相手もいないため、さらにずっと家にひきこもっている影響なのか、二人とも鬱っぽくなって退職してしまいました。

ですので、未経験エンジニアのいきなりリモートワークはおすすめしません。

せめてはじめの半年くらいはオフィスで働くことを検討したほうがよいと思います。

デメリット⑧:自己管理が難しい

監視する人がいないので、自己管理ができない人はリモートワークできないと思います。

独力でコーディングができること、自己管理ができることがリモートワークの条件です。

誰も見ていなくてもちゃんと仕事はする、仕事はしなくても成果は出すプロ意識が必要ですね。

デメリット⑨:コミュニケーションがうまくいかないことがある

オフィスのように面と向かって話すことはできないので、オンラインでうまくコミュニケーションをする必要があります。

チャットでテキストだけのやりとりだとうまく伝わらないことも。

ときにはビデオ通話をしたり、図解で伝えたり工夫が必要です。

デメリット⑪:単純に寂しい

ずっと家にこもってひとり作業って寂しいですよね。

私は家庭があるのでよいのですが、独身の人は1日中ひとりということも有り得そうです。

人に積極的に会う時間を作るなど工夫が必要です。

リモートワークエンジニアになるには

次はリモートワークエンジニアになるために大切なことをお話していきます。

リモートワークエンジニアになるにはWeb系がおすすめ

リモートワークエンジニアになるにはWeb系のエンジニアがおすすめです。

理由としてはWeb系のスタートアップやベンチャー企業の求人が多いからです。

私はバックエンドエンジニアでRuby on Railsの仕事を主戦場として4年間ずっとリモートワークできています。

初心者、未経験からリモートワークエンジニアになることはやめとけ!

「デメリット」でも述べたように初心者、未経験でいきなりリモートワークはやめておきましょう。

まずはオフィス勤務で最低半年は修行をしてからリモートワークエンジニアになることをおすすめします。

エンジニア未経験者がいきなりリモートワークすると、大半のケースで鬱になると思います。

リモートワークエンジニアの求人は転職エージェントを使おう

正社員としてリモートワークをしたい場合の求人は転職エージェントを使うのがおすすめです。

コツはとにかくたくさんの転職エージェントに登録すること。

登録する数が多いほど、求人情報を集められます。

私が登録している転職エージェントは以下の通りです。

wantedlyでは実務経験3年くらいでプロフィールを充実させておくと、3ヶ月に1回はスカウトメールが届きます。実際に内定をもらったこともあります。(給与交渉が折り合わず入社までは至りませんでした)

forkwell jobsでは実際にリモートワークで内定、入社までした実績があります。

入社した会社は不動産VRを展開するスタイルポートです。リモートワークを推奨しているベンチャー企業です。

たくさんの転職エージェントに登録しつつ、できるかぎり詳細に経歴を記入すること。

求人を出す企業は経歴を見てあなたがどれくらいスキルがあるかを判断します。

またサイト内の求人情報を検索したときに、自分の求人情報がヒットするようにキーワードを散りばめます。

たとえばECサイトのWebサービスを扱っている会社であれば、「ECサイト経験者」で求人情報を検索します。

そのときあなたの経歴に「ECサイト開発経験あり」とあれば、あなたのプロフィールを閲覧することになります。

参考に私のプロフィールページのリンクを載せておきます。

https://www.wantedly.com/users/17806826

リモートワークエンジニアの案件はフリーランスエージェントを利用しよう

フリーランスエンジニアでリモートワーク案件を探したい場合は、フリーランスエージェントを利用するのがおすすめです。

地方在住の場合、案件を探すために首都圏までいくのは大変ですよね。

フリーランスエージェントを利用すれば、案件の紹介、企業との契約などすべてエージェントが代行してくれます。

仲介料をとられるのですが、自分で営業して獲得できる単価よりも高いことが多いです。

wantedlyやブログ経由で直接企業から連絡をいただくことがあるのですが、エージェント経由の単価より安かったことしかなく、それなら仲介料をとられてもエージェントを利用したほうがよいという結論に至りました。

だってエージェントを使えば大半が4,000円~6,000円の単価なのですが、直接の連絡を頂いたケースで提示単価が2,000円のことがありましたからね。単価安すぎ!

仲介料といってもエンジニアに提示される単価から引かれるのではなく、求人を出している企業側が負担しているので、提示単価から引かれるわけではないのでご安心を。

ブログやqiitaで情報発信しよう

ブログやqiitaを書いていると、そのブログ経由で連絡をいただくケースもあります。

転職エージェントやフリーランスエージェントの経歴書にブログやqiitaのリンクを貼っておくと、あらかじめどのようなエンジニアなのか記事を読んで興味を持ってもらえます。

日頃からブログやqiitaを書くことを心がけましょう!

リモートワークエンジニアに求められるスキル

前述のとおり、エンジニアは一人で仕事を進められる程度のプログラミングスキルは必須です。

初心者はリモートワークは厳しいでしょう。

他のスキルについてはリモートワークもオフィスワークも基本的には求められるスキルは一緒です。

時間を守るとか、提出期限を守る、コミュニケーションをまめにとるetc…

働き方に関わらず必要なことですよね。

ただリモートワークはオフィスワークと違って仕事をしている様子が見えづらいので、自分から積極的に情報を発信していくことが求められます。

またチャットがコミュニケーションの主になってくるので、テキストで説明できるか、多少の文章力は必要です。

リモートワークエンジニアになるために今日からできること

リモートワークエンジニアになるために今日からできることをまとめてみました!

  • プログラミングスキルを身につける
  • 転職エージェントに複数登録する
  • フリーランスエージェントに複数登録する
  • チャットコミュニケーションに慣れる
  • 基本的なビジネススキルを身につける

これらを実践すれば、リモートワークエンジニアになれる日も近づくと思います。

おわりに

私自身4年間今年で5年目のリモートワークですが、地方で暮らしながら首都圏の水準でお金を稼げるので最高におすすめです!

  • 地方で暮らしたい
  • でも首都圏水準のお金を稼ぎたい
  • 家族の時間を大切にしたい
  • 自由な時間を増やしたい

このような方にはおすすめですので、ぜひチャレンジしてみてください!

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